ブックマーク / www.astroarts.co.jp (3)

  • 板垣さん発見の新星でわかった、宇宙のリチウム合成工場

    国立天文台などの研究チームが、アマチュア天文家の板垣公一さんが2013年8月に発見した新星をすばる望遠鏡で観測し、リチウムがこの新星で大量に生成されていることを突き止めた。リチウムを生成・放出している天体が直接的に観測されたのはこれが初めてのことだ。 【2015年2月19日 国立天文台】 100種類以上の元素の中で3番目に軽いリチウムは、様々な天体や現象で生成されると考えられている。その1つがビッグバン時の元素合成だ。また、宇宙線が星間物質と反応して、炭素や酸素などが壊れて作られることもわかっている。さらに、太陽程度の質量の小さな星の中や、超新星爆発の際に作られるとも考えられてきた。最近の研究では、新星爆発が重要なリチウムの起源であると推定されるようになってきている。 新星爆発の想像図。中心の白色矮星の表面に伴星からのガスが流れ込み、表面に降り積もったガスの層での核融合反応が暴走するとガス

    板垣さん発見の新星でわかった、宇宙のリチウム合成工場
    Eis
    Eis 2015/02/20
  • ハッブル望遠鏡「を」観測 珍しいフレア画像

    トルコで撮影されたハッブル宇宙望遠鏡のフレア(右上)。クリックで拡大(撮影:M. Raşid Tuğral氏) 2月5日に沖縄で撮影された0等級のハッブル宇宙望遠鏡。クリックで拡大(アストロアーツ投稿画像ギャラリーより。撮影:h-kurodaさん) 打ち上げから20年以上経ち、数々の印象的な宇宙の姿を撮りつづけてきたことでおなじみのハッブル宇宙望遠鏡(HST)だが、望遠鏡そのものを実際に目にしたという人はそれほど多くはないだろう。 だが、そのHSTが太陽の光を受けて明るく輝く珍しいフレアの様子を、トルコ在住のM. Raşid Tuğral氏が写真に収めることに成功した。画像は2月7日にトルコ・アンタルヤのTÜBİTAK国立天文台で撮影したものだ。Tuğral氏はHSTがフレアを起こすことを知らなかったという。「2.6等からマイナス2等にまで突然明るくなったんです。とてもきれいでしたよ」 イ

  • すばる望遠鏡、96億光年かなたに銀河団を発見

    すばる望遠鏡、96億光年かなたに銀河団を発見 【2010年5月10日 数物連携宇宙研究機構】 すばる望遠鏡による近赤外線観測などにより、96億光年かなたに銀河団が発見された。この銀河団には、星形成を行っていない成長の止まった銀河が数多く存在することがわかった。 銀河団周辺の疑似カラー画像。矢印:96億光年かなた付近にある銀河、等高線:X線の強さ、丸:近赤外線観測から銀河団に属すると確認された銀河。クリックで拡大(提供:数物連携宇宙研究機構) 銀河の色や形はそれらが存在している場所によって変わることが知られており、たとえば渦巻きを持った青い銀河は単独で存在し、腕のない赤い銀河は銀河の大集団である銀河団にしばしば存在しているいることがわかっている。しかし、その明確な原因はまだわかっていない。 この原因の解明するために、数物連携宇宙研究機構(IPMU)の特任研究員 田中賢幸氏らの研究チームは、遠

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