2日午後3時45分ごろ、名古屋市中区栄の歩道上で、知人男性と一緒にいた私立大3年所寛直さん(21)=愛知県清須市西枇杷島町川口=が、背後にいた男に突然つばを吐き付けられ、金属バットで頭を殴られた。男は逃走したが、約45分後に名古屋駅で発見され、中署が殺人未遂容疑で逮捕した。 逮捕されたのは、名古屋国税局四日市税務署(三重県四日市市)事務官山田将之容疑者(31)=名古屋市瑞穂区土市町=。同署によると、殴ったことは認めているが、「殺意はなかった」と話しているという。所さんらと面識はなかったといい、同署が動機などを調べている。 逮捕容疑は2日午後、「おれはインフルエンザだ」と言って所さんにつばを吐き付けた上、背負っていたケースから金属バットを取り出し、所さんの頭などを5回前後殴打、頭部や左腕骨折などの重傷を負わせた疑い。知人男性にけがはなかった。 【関連ニュース】 ・ 名古屋国税局職員