3日午後2時40分ごろ、大阪府茨木市豊川の交差点で、乗用車2台が衝突し、約20分後にも2台の車両が出合い頭にぶつかった。府警茨木署によると、2件の事故で車に乗っていた61歳と31歳の女性が軽いけがをした。信号機の一つの向きが強風で90度変わり、交差する道路の双方が一時的に「青信号」に見えたのが原因という。 同署によると、現場は南北に走る片側4車線の府道と東西方向の市道の交差点で、南向きの信号機2基のうち1基が東を向いた。信号機を柱に固定するアームが、強風で90度曲がったことが原因という。 2件の事故は、市道を走る乗用車の運転手が向きの変わった信号機の「青」を見て進入。府道を北に走る乗用車も青信号で交差点に入り、衝突した。 大阪管区気象台によると、事故現場近くの観測地点となる豊中市では、午後3時に瞬間風速23.1メートルを観測。府全域に暴風警報が発令されていた。 【関連記事】 時