前回は、日本の化学物質過敏症の第一人者である宮田幹夫先生の研究を紹介しました。「化学物質過敏症治療の先駆け」「Dr.化学物質過敏症」と言われている医学者が「全くの詐欺」と言われる商品にお墨付きを与えたとしても、それだけでは化学物質過敏症の疾患概念が怪しいとは言えません。分野全体はまともでも、たまたま一人だけがちょっとアレな人だったかもしれませんし。さて、今回は、国際的にも化学物質過敏症の第一人者とみなされているウィリアム・レイ(William Rea)医師を紹介します。 ウィリアム・レイ医師はアメリカ合衆国のテキサス州ダラスで環境健康センターを運営しています。ダラス環境健康センターと北里大学は共同研究を行っており、北里研究所病院臨床環境医学センターはダラスのECU(Environmental Control Unit)を参考にして作られているそうです。日本のマスコミでもとりあげられています
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