馬、BARデビューに失敗する 「ちっくしょー!もうやってらんねーよ!かぁーっ!」 「おやおや、今夜は荒れてどうしたんじゃ?お馬さんや」 「おう、聞いてくれるか?ダンボーさんよぉ」 「何があったか、おじちゃんに話してみなされ」 「ほら、俺さ、1人で酒飲むときって、いつも自分ちじゃん?」 「だから気分転換と思って、BARデビューしてみようと思ったわけよ」 「ほほう!そいつは結構なことじゃあないか、洒落ておるのお」 「だろう?やはり男たるもの、ハードボイルドを目指したいわけよ」 「誰にも構うことなく、カウンターで独り、酒の味を楽しむも良し」 「愛らしい女性と2人、グラスを傾けながら語り明かすも良し」 「BARには、無限の可能性が溢れてるんだってばよぉ!」 「おぬしの言う『はーどぼいるど』は知らんが、まあ楽しそうじゃの」 「だろう?“君のたてがみと、このニンジンに乾杯”とかやってみてえよ!」 「で