発端となった関西の反差別運動をめぐる傷害・暴力事件について 2014年12月16日深夜、いわゆる「しばき隊」の関西の関係者間で傷害事件が発生した。 彼らの行う運動内部での出来事をめぐってのもので、それは被害者であるM氏(大学院生)が、加害者A氏に関して運動をめぐる憶測に基づく噂を他者に吹聴してしまうということが始まりだった。これを聞きつけ激昂したA氏が、運動関係者が集まる酒場でM氏に1時間にも及ぶ暴行を行ったものだ。これによりM氏は鼻骨骨折等で全治三週間のケガを負った。 ここまでは個人的なもめごとの次元で収まるものであったと思う。しかし、問題はこれが運動関係者との懇親の場で行われたことであり、さらにはその運動内部で、二次加害のようなネットでの被害者の気持ちをわきまえないような書き込みが続いたことだ。それだけではなく、被害者に対する誹謗中傷や個人情報がネットに悪意を持って記載されるというよう