第64師団独立歩兵第13大隊第2中隊の兵士として、中国と沖縄の最前線で戦った近藤一氏は、〈山西省「慰安婦」事件第一次訴訟控訴審 陳述書〉(2003年11月17日)でこう述べている。 〈今沖縄戦と中国での戦争の実態を話すのは私1人しかいません。沖縄戦については最初から最後まで前線にいて生き残った者はほんの数名で、その後病気になったりして話せるのは私しかいないのです。又、中国の戦場を経験して帰ってきて、さまざまな残虐行為を見たり、又それらの行為に直接手を下した人は相当数います。しかし、大多数の人は自分たちの罪業は一切口を閉ざして語ろうとしません。戦友会でだけ家族にも言えないようなことをおもしろおかしく話し合って、どこで強姦したとか何々をしたということを言い合っています。 ですから、私たちがこのまま死んでいけば、日本国中であの日中戦争の中で本当はどんなことがあったか、誰も知らないということになっ
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