傘をさした子どもは涙腺の天敵だと思う。 雨模様の服飾、勢いよく跳ね上げられた長靴、濡れたことに気づいてもらえないリュックサック…… 肩口に傘の柄を持たれかけるようにして歩く姿一つとっても大人には立ち入れない聖域。 ビニ傘を何本買えるのかわからない傘の絵柄に、どことなく、親の愛情を感じてしまったらもう駄目だ。 雨に濡れたアスファルトに浮かぶカラフルな影がくるくる回るのを見てため息すらついてしまう。 ベランダに干しっぱなしの洗濯物ばかり気になる自分にはいい罰だ。
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