2025年3月1日のブックマーク (2件)

  • 趣味は読書です

    徒歩30分かけて最寄りの図書館に向かい、その日の心にピタリとハマる小説を一冊だけ借りる。席が空いていれば早速そこに腰掛けてページをめくる。 速読はしない。作家の手癖で紡がれた活字のリズムにトプンと浸ると、そこはもうの中だ。 作者にもきっと思惑がある。この場面では読者をドキドキさせたい、ここでは泣かせて、ここは驚かせちゃおう――そんな想いを私は真正面から受けるようにしている。「どうせ泣かせたいんでしょ?」などと斜に構える心意気は、読書体験の邪魔なのだ。 何も構えず油断したゼリー状の心で読み進むと、その思惑が無防備なそれをブルンと打ちつける。感情は大いに揺さぶられ、時には刺され、抱き締められ、撫でられ、落とされ、掬われる。 そして「(ああ……!)」と声にならない声を上げると同時に、に栞を挟んでパタリと閉じる。グワングワンと波打つ余韻の脈動。 目を閉じて、これに至るまでのハイライトを頭と心で

    趣味は読書です
  • 20年前ぐらい前、ひいおばあちゃんの葬式にそのおじさんは居た。 なんの会..

    20年前ぐらい前、ひいおばあちゃんの葬式にそのおじさんは居た。 なんの会話の流れだったのかはわからないけど 「あ、ぼく改造人間なので」 「そうだったね、すまんすまん笑」 みたいな話を大人同士でしていたのが強く印象に残った。 それが気になって葬式後、親に「改造人間のおじさんが親戚に居るの?」と聞いてみたが、「そんな人は居ない」と言われてそれからは聞き間違えなんだと思って生きてきた。 そして先週、おじいちゃんの葬式に行くとそこにはあの時の改造人間おじさんが居た。 すると20年分の「気になる」がどっと湧き出てきてしまい、つい「ひいおばあちゃんの葬式にも来られてた方ですか?」と聞いてしまった。 すると自分のことを憶えていてくれたらしく少し話が盛り上がり、その勢いに任せて「改造人間なんですか?」と聞いた。 するとさっきまで楽しそうに笑っていたおじさんの顔が笑顔で固まり「誰に聞いたの?」と質問された。

    20年前ぐらい前、ひいおばあちゃんの葬式にそのおじさんは居た。 なんの会..