梅小路公園(下京区)にオリックス不動産(東京)が「京都水族館(仮称)」を建設する計画で、京都市は14日、同社に設置を許可したと発表した。建築確認を経て7月に着工し、2012年初めに開業する予定。市は、地域活性化や観光振興につながると期待している。 同社の計画などによると、3階建てで延べ床面積は約1万1000平方メートル。展示は、イルカショーが行われる「イルカラグーン」や高さ約8メートルの「大水槽」などで、初年度に年間200万人の来場を見込んでいる。料金は、大人2000円、小学生1000円、3歳以上600円の予定。 民間企業が途中で経営を投げ出さないか不安視する声が出ていたことから、廃業時には同社が責任を持って原状回復することを許可の条件とした。 同社は「やっとスタートラインに立てた。京都市や地元の皆さんと連携して計画を煮詰め、大勢に楽しんでもらえる水族館を作りたい」としている。 一方、計画