巨大な作品の上で朝食を食べるという、おもしろい体験をした。 たまたま行った東京で、散策途中に偶然見つけた企画展。 一枚の巨大な床に空けられた、たくさんの穴をモチーフにしたインスタレーション。 その上を歩いて、いろんな仕掛けに気づく度に、 クスッと笑ってしまうような楽しさに夢中になっていたとき、 ここで朝食を食べられることを知った。 急遽1泊することに決め、朝7時からの朝食風景に参加することにした。 各自が好きな場所に座り、作家とゲストのトークを聞きながら 身体がぽかぽかあったまるショウガ入りのカレーを食べる。 時間が分からなくなる不思議な空間で、 固くなっていた脳みそが、少しだけ柔らかくなるような楽しい朝食だった。 北川貴好 フロアランドスケープ ー開き、つないで、閉じていく @アサヒ・アートスクエア