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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (7)

  • 老人を食べるしかない - レジデント初期研修用資料

    年配のドクターが多い病院だから、「友達友達」ぐらいのところに政治家がいて、 医局ではときどき、政治の床屋談議がはじまる。 大局無視の、田舎の財源について。 地方都市の現況 うちの県は、街作りが完全に破綻していて、県庁所在地の駅前でさえ、夜の8時も過ぎれば真っ暗。 もともと古い街並で、自動車時代のうんと前からある街だったから駐車場を増やせなくて、 飲み屋街だとか、ショッピングモールだとか、人とお金が集まる施設は中心街を見捨てて、 みんな郊外へ移ってしまった。 街の中心に残っているのは、シャッター閉じたままの古い商店と、平均年齢が恐ろしく高い、 駅周辺の、ちょっとだけ高級な住宅地。 駅前からちょっと歩いた場所には、新しいマンションが建築中だったりする一方で、 数年前に炎上した一軒家は、引き取り手もなく、廃墟のまんまになっていたりする。 自動車に見捨てられて、若者に見捨てられて、目立った産業も

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    EurekaEureka 2008/12/23
    もう一歩進むと「定年食」だな
  • いやな予感の伝えかた - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 集中治療室の仕事というのは、人間と機械との共同作業。 集中治療室の患者さんは、体中センサーだらけになってベッドに横になる。 患者さんは意識がなかったり、呼吸器につながれて鎮静されていたり。 体中電線だらけ、機械だらけ。診察もろくにできない。 集中治療室では、センサーが伝えてくれる数字の情報が頼り。 リアルタイムで変化する数字をモニター画面で追っかけながら、薬を調節したり、 人工呼吸器を調節したり。 「数字だけ見て何かするだけなら、この仕事は、完全に自動化できるんじゃないのか?」 みんな一度は考える。実際、インテリジェントICU の実験は論文になっているし、 人工呼吸器制御のインテリジェント化はもう実用にもなっている。 個人的には、これは絶対使

    EurekaEureka
    EurekaEureka 2007/03/03
    "現場を見るより統計に乗っか数字が好きな人達が作った「真実」が一人歩きする時代だけれど、それを単純に鵜呑みにしないで、"
  • レジデント初期研修用資料: 症例報告のソーシャルブックマーク化

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 水痘肺炎の患者さんのこと 水痘肺炎の若い方を診療する機会があった。 水痘の発疹が全身に出ていて、40度以上の高熱があって、単純写真真っ白。 そのレントゲンを見た主治医の頭も、同じく真っ白。 成人の水痘は肺炎を合併する可能性があることは知っていても、 当にそうなった人をみたのははじめて。 とにかく具合が悪くてすぐに入院、空気感染だから個室隔離、ナースのシフトを 水痘既感染者に限定してもらって、とりあえずゾビラックス点滴。 そこまでは手持ちの知識で時間稼ぎ。 状態は相当悪くて、このまんま何もしないで診るの無理。教科書調べても、水痘肺炎のことは ほとんど書いていなくて、ゾビラックスと水痘免疫グロブリンと、あとは致命率が高いことと。 経験の裏づけが

  • NHK「日本の、これから」 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 総括 「医療、安心できますか?」という副題。 医療者、厚生労働事務次官、患者代表、メディアがそろう討論番組とあって、興味があった。 舞台立てとしては、真ん中に司会者、タレント、厚生労働事務次官氏、医師代表の田先生、 医師会長、医療ジャーナリスト氏が集結。 それを取り囲んで、患者代表、地方自治体代表、医師代表がそれぞれ15人ぐらいずつ集まる。 結論は、厚労省の完全勝利。医師全面敗北。 番組開始と同時にドレスコードの違いが目に付く。患者、医師、 司会者まで含め、登場者はみんなノーネクタイで、 ラフな格好。髪型もバラバラ。そんな中で、厚生省事務次官だけがネクタイにスーツ。 ホームページを見ると、司会者も普段はネクタイをしている。 今回のノーネクタ

  • 組織崩壊までの4つの段階 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 病院をはじめとする組織、あるいは研修医制度などの何らかの目的をもった制度が誕生してから、それが崩壊するまでの間には、その求心力の根源が4段階に変化する。 すべての組織が同じ段階からスタートするわけではない。しかし、すべての組織は崩壊に近づくにつれて、同じような段階を経ていく。組織が壊れていくのは一瞬だが、組織崩壊の過程を元に戻すには大変な苦労がいる。 夢の時代 やる気のあるリーダーが、自分の実現したい夢を周囲に語り、それに賛同した人たちが集まる段階。同じことを考えている競争者は少なく、またリーダーの夢を心待ちにしている人は多い。 国境なき医師団などの団体の黎明期はそのようなもので、医師のいない地域での医療行為は神聖視され、またそれに関わる人々

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    EurekaEureka 2006/10/10
    "壊れていくのは一瞬だが、組織崩壊の過程を元に戻すには大変な苦労がいる"
  • 真空の生む大きな力 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 平等で無気力な集団 「市民」とか「みんな」とか、大人数の集団に何かを訴えて、力をかしてもらうのは難しい。 大人数の集団に何かを訴えるなんて、空気に突っ込んでいくみたいなものだ。 何かをやろうとして助けを求めたところで、みんなよけるだけで何も変わらない。 体育会とか企業とか、統率のとれている集団ならば、「頭」にあたる人がいる。 何かを訴えたければ、その人に訴えると効率がいい。 人が持っている力や人望、機会や運命といったものは、来が不平等に分配されているものだ。 人は集まって組織を作る。その中には頭になる人もいれば、筋肉や皮膚になる人もいる。 生物が物をべるとき、「今べたものは皮膚にしよう」「これは血管に」などといったことは考えない。 組織

  • 消毒された世界 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 子供の頃のお祭りは面白かった 子供の頃の夏祭りは、特別な空間だった。 熱心に踊る人。色とりどりのテキ屋の屋台。酔っ払った大人。 暗闇のなかに照らし出される、盆踊りのやぐら。 暗い夜は慣れていた。当時の小学生は、塾通いは当たり前。電車に乗って、帰宅は10時過ぎなんていう同級生はゴロゴロいた。地元の駄菓子屋では、小学生でも平気で火薬を買えた頃。塾帰りの夜中、同級生でつるんでは、近所の民家を爆竹やロケット花火で「襲撃」して遊んでいた空気の読めないガキにとっても、お祭りの夜というのはなにか神妙な空気になったものだ。 伝統など何もない地域。新しく作られたベッドタウンだけに人は多かったけれど、その土地に伝えられた「踊り」も、「口説き」もない、スピーカー

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    EurekaEureka 2005/09/15
    なんかいっぱい感じるところがある。50字じゃ無理
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