何と,国産のCASIO fx-912ESはこの計算に対して「9」を返した!そして,HPから発売されている3機種が「1」と「9」に分かれたのが興味深い.実は,この事実については私なりの推理がある. HP 300sはソフトウェア的にはCASIO fx-912ESのクローンだ.どうしてfx-913のクローンではないことが分かるかというと,分数の計算で [数値] [■/□] [数値] という順番に入力できないのが旧ソフトの特徴の一つだからだ.そして,CASIOの関数電卓に綿々と受け継がれてきた「省略された掛け算は優先順位が高い」ルールがなぜfx-912ESで破られたか.ここに,私は日米のソフトウェア共同開発があるのではないかと考えている. HPは0年代に入り日本メーカーからソフトウェアを買ったと思われる関数電卓を次々にリリースした.それがHP 10sとHP 300sだ.10sはCASIO fx-3