駐車場業界最大手の月極(げっきょく)パーキング・ホールディングス(GPHD)は、17日、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請したと発表した。負債総額は3月末の時点で約3兆円。東京証券取引所は同日、同社を18日から整理ポストに割り当て、5月18日に上場廃止にすると発表した。 1945年に設立された月極パーキング(当時)は、連合軍撤退後、駐留地の払い下げを受け、全国で駐車場経営を展開。全国500ヶ所から始まった駐車場は、現在約8万ヶ所にまで広がっている。1988年3月期決算の売上高は最高の1兆8000億円だったが、バブル崩壊以降、地価の下落が業績に大きな影響を及ぼしてきた。しかしその後も不良債権化した土地を相次いで買い取るなど、積極的な経営を展開、1996年以降赤字経営が続き、2006年3月期には約2兆8000億円の赤字を計上していた。 同日GPHDの月極治(つきぎめ・おさむ)会長は全国