哀しい映画が嫌いだ。哀しくなるからである。 March of the Penguinsは、映画公開された去年の夏から、DVD化を楽しみに待っていたドキュメンタリー映画。南極観測基地に1年間泊り込んで、皇帝ペンギンの生態を追ったもの。 「厳しい自然の中で力強く生きる皇帝ペンギンを見て心温まる」 という著しい期待の元、DVDを入手して見た。 しかし、その実態は・・・皇帝ペンギンのあまりに過酷でつらく悲しい生き様を見せ付けられて呆然。よたよたペンギン歩きで行進する姿すら、全くかわいいと思えないくらい悲惨。 ドキュメンタリーの流れはこんな感じ: 「皇帝ペンギンたちは、夏場3ヶ月ほど海に潜ってたらふくエサを食べるが、その後は海から遠く離れた繁殖地まで歩いて行進する。そこで2週間ほどかけてじっくりパートナーを選ぶと、タマゴを生み、オスとメスが交替でタマゴ・ヒナの面倒を見る。春が終わる頃には、ヒナは1人
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