「Microsoft Excel」でエンドユーザーに帳票入力をさせると、往々にして意図しないデータが入力されてしまうことがある。1~5の間の数値を入力するべきなのに6と入力していたり、年齢フィールドなのに負の数値が入力されていたりする。 もちろん、さほど厳密性の求められないデータであれば支障はないが、入力されたデータを別なアプリケーションで処理/集計したいといった場合には、こうした不正データの存在は自動処理を妨げる大きな一因ともなる。 そこで、本稿ではExcelの標準機能のひとつである「入力規則」を利用して、データの整合性を確認する方法について紹介することにする。 手順1――空のExcelシートを用意する 本稿では特にサンプルのワークシートは用意しない。空のExcelシート上に、さまざまな入力規則を付記して、その動作を確認してみよう。 手順2――「入力規則」を設定する 入力規則を設定したい