音楽朝日新聞、2002年3月15日・夕刊(8項)の記事より。劣等感への反発がロックに(マイメッセージ)TAKA(ラクリマ・クリスティー) 10代で俺(おれ)のすべてを変えてしまったのは、ヘビーメタルという音楽でした。高校1年で友達に勧められて、自宅の部屋のステレオで聴いたら、すごくみずみずしい音でかっこよくて。背筋がブワーッと寒くなって、髪が全部逆立つぐらいにシビれた。それがラウドネスのベスト盤。1曲めの「ラウドネス」という曲で、日本人が日本語で歌っている、日本人でも出来るんだ、と感動して、その場で歌い始めた。姉に「うるさいからやめて」と言われたけど、反発してよけいに歌ったりして。 当時のヘビーメタルやハードロックは関西で盛り上がっていたから、俺も大阪の大学を受けました。でも高校を卒業するころ、周りのみんなが車の免許を取り始めたのに、俺は大阪に行くということで、親が免許代を出してくれなか