フランスで去年11月に始まったマクロン政権に抗議する「黄色いベスト運動」。16日にパリでは商店が壊されたり燃やされたりする被害も出て、地元メディアの中には「去年12月の暴動よりもひどい」と伝えるところもあります。このデモ、いつまで続くのでしょうか。 マクロン政権に抗議するデモは去年11月から毎週続いていますが、16日のデモの参加者は全国で3万2000人余り。24万人以上が参加した去年11月のデモに比べると大幅に減っています。マクロン大統領も長期にわたるデモの沈静化を図るため、ことし1月から地方都市に出向いて自治体のトップや市民と直接対話する集会を続けていて、一時、20%台前半まで落ち込んだ大統領の支持率は、回復傾向を見せていました。 先細り感が出始める中、「黄色いベスト運動」に共感する市民たちは今回のデモに向けて、SNSでパリの複数の場所に同じ時間に集まるよう呼びかけを行いました。 午前中