【関西の議論】萌えキャラの胸強調しすぎ炎上も…失敗例多い「アニメで地域振興」 バーチャル都市提携、倉吉市の慎重戦略 「白壁土蔵群」などレトロな街並みで知られる鳥取県中部の倉吉市が、インターネットの音楽配信企画に登場する架空の都市と姉妹都市提携し、全国から若い人の誘客に成功している。アニメやポップカルチャーを活用した地域振興は各地で盛んだが、ファン心理を読み違えるなどして失敗した例も意外に多いとされる。宣伝も批判もネットに大きく左右される時代。倉吉市ではそうした点に配慮して慎重に企画を進めたといい、バーチャルと現実のはざまに位置する観光戦略の行方が注目されている。 架空の世界から発信される音楽 4月16、17日に開かれた「くらよし桜まつり♪」。普段は高年齢層の観光客が多い倉吉市の中心部に、若い人があふれた。その原動力になったのが、大手ゲームメーカー、コナミデジタルエンタテインメントが運営する