環太平洋経済連携協定(TPP)の著作権条項をめぐり、著作権保護期間の切れた文学作品をインターネット上で無料公開している「青空文庫」の存在が揺れている。日本では作家の没後50年とされてきた著作権の保護期間が70年に延長される可能性が高まっており、公開できる作品が大幅に狭まるのではないかとの懸念があるためだ。もし保護期間が今より20年延長されたら、「青空文庫」はどうなってしまうのか。 「文化共有のあり方に制限」と運営者 青空文庫は、「本を電子化して誰でも読めるように」とのコンセプトで1997年7月に開設されたウェブサイト。著作権保護期間が切れた作品を中心に1万3千以上の作品が公開されており、サイト上や電子書籍、スマートフォンやタブレット端末などで無料で気軽に日本文学に触れることができるものとして、国内外で高い支持を集めてきた。 高校生のときから17年間、ボランティアとして青空文庫の運営に関わっ
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