人間の苦しさというのは他人と比較して自分がいかに未熟で、不幸で、無能で、不運で、イケてないかを思い知らされ、悩み、怒り、嘆き、しかし涙がこぼれないように上を向いて歩こうという言葉に凝縮されているように思うんですよ。 非モテ童貞だったあの頃 思い返せば、それほど頑丈な身体に生まれず他人より疲れやすい体質の私は、体育会で活躍し女の子にモテモテな級友の背中を見て「ちくしょう」と思いながら、会社員のような勤め人をやっていても負けるだけだと身体を使わなくても良い投資家を目指した20代が懐かしく思います。もう30年ほど前でしょうか。 コンプレックスというのはたくさんあって、私も長らく非モテ童貞でしたし、どうにか結婚したい、いつかは子どもを儲けたいという気持ちを掲げながらジメジメとした中高生時代を送りました。 「親ガチャ」という観点からすれば 生まれ育った家庭も幸せな時期もあったけど親父お袋の不仲のころ