ハイビジョン映像をそのままの画質で録画できるハード・ディスク(HDD)内蔵型レコーダに注目が集まっている。しかし,内蔵HDDに録画できる容量が限られているうえ,その人にとって貴重と思える番組を別の安全な場所に退避して保管したくても,「一回だけコピー可能(コピーワンス)」の制限により,痛い目に遭うユーザーが後を絶たない。 1テラあっても問題は解決せず まず,問題を整理しよう。 最近のハード・ディスク・レコーダの進化は目覚ましい。ほんの数カ月前まで,容量が180ギガ・バイト,ハイビジョン画質で最大約16時間程度の録画時間だったものが,あれよあれよという間に巨大化。この10月には1テラ・バイトのハード・ディスクを搭載し,約128時間もの番組を録り貯められる機種も登場した。 これだけあれば,通常の利用形態なら好きなだけ撮って見たら捨てる,といった使い方で何の不便もない。しかし,たまにはその人にとっ