警察庁幹部は先月、インターネットの情報管理体制に法律違反の可能性があるとして、巨大掲示板「2ちゃんねる」を名指で批判したが、そんな指摘もどこ吹く風、2ちゃんねる上には、いまだに根拠のない書き込みや有害情報が後を絶たない。いい加減な書き込みを真に受けた他のユーザーの“暴走”により、深刻な2次被害も起きている。その元凶は、被害者からの削除要請に即応する態勢が整っていないことにありそうだ。(夕刊フジ) 今月26日、22歳の女子大生が「出会い系カフェ」で知り合った男に殺された。その女子大生の学校として、2ちゃんねるには複数の大学名が書き込まれた。ある女子大の担当者はこう憤る。 「被害者の知人の証言として、2ちゃんねるに当校の名前が書き込まれていると外部から連絡がありました。もちろん、事実無根です。いまのところ実害はありませんが事実ではないということを2ちゃんねるに訴える手段がない。削除を依頼する相