巨人が人間を喰らうというテーマで話題となった原作をアニメ化した『進撃の巨人』。萌え要素もなく、凄惨なシーンも多い作品ながら、ファンによるパロディ動画も多数制作・投稿され、アニメを入口とした新規ファンを獲得。原作の売上増にも貢献している。同作がファンを拡大させている背景を追った。 【写真】その他の写真を見る ■「少年少女の成長ドラマ」を打ち出し、新規ファンを獲得 謎の“巨人”たちの侵攻により、人類が“城壁”の内側で生活するようになって100年。ある日、出現した超大型巨人によって壁が破壊され、人類は再び絶望的な戦いに挑む――。最新刊までの累計部数2000万部を突破した人気コミック原作の『進撃の巨人』、そのTVアニメが大きな話題となっている。7月から発売予定のBD・DVDの予約も好調という。 「萌え要素もなく、巨人が人間を食べるなど残酷描写も多いTVシリーズが、果たしてビジネスとして成立するのか