ご承知のように「非実在青少年」問題で、規制する側がねらい撃ちにしたいのは、いわゆる同人誌や同人ゲームに含まれる児童ポルノだ。この種の同人誌などが大規模に取引きされるのが、コミックマーケット(以下コミケ)である。 当然、コミケ主催者側もバカではないので、既存の法令、わいせつ物陳列罪や青少年保護条例のゾーニングは守っている。 ただ、「非実在青少年」なる奇妙な概念を考え出した東京都も、児童ポルノを含む同人誌に販売機会を提供しているコミケ主催者も、権力欲の点で大差ないのではないか。 それは、コミケ主催者が、コミケのコスプレコーナーで、勝手に警察権を行使していることからわかる。 コミケ主催者は会場を確保するために、警察と「裏取引」をしているのでは、というのが僕の推測だ。 (※ただし僕がコミケに行ったのは約10年前の一度きりなので、以下の記述が今は違っていたらご指摘ください) 大前提として、コミケのコ