12月2日告示の衆院選を前に、「白票を投じれば社会が変わる」と主張するキャンペーンサイトが登場した。作成者は「日本未来ネットワーク」を名乗るが、その正体は不明。市民による草の根運動と見せかけて、団体などが意見を主張する「人工芝運動(アストロターフィング、偽草の根運動とも)」を疑う指摘もある。(オルタナ編集委員=斉藤円華) ■「白票は有効」に根拠なし白票投票を呼び掛ける「日本未来ネットワーク」のサイト同サイトでは「権力が最も恐れるのは、多数の民衆の意見」だと主張。その上で、「入れたい候補がいないとき、誰に入れてわからないときは棄権せず、その思いを白票に込めて投票しましょう」と呼びかける。選挙で当選した政治家が、白票の多さに「不信任票では」と危機感を抱く、という筋立てのマンガも掲載されている。 ところが実際には、白票は無効票として扱われるため、候補者の当落とは無関係。従って「白票の多さが政治家