公開日 2015年06月09日 11:13, 更新日 2015年06月09日 11:13, 無料記事 / 政治・国際関係 文部科学省は8日、これまでの学部を「社会の要請」にあわせて見直すように、全国の国立大学に対して通知をおこなった。中でも、文学部をはじめとした人文系の学部・大学院について、廃止・配置転換を求める意向だという。 社会に必要ってなに? こうした文部科学省の方針は、昨日今日に始まったものではないが、今回の通知は全86の国立大学に対して、「社会のニーズに合致した」人材を育てられない学部を廃止・転換することを明確に求めるものであった。 これに対して、ネットなどでは「社会に必要か否か、というのはすぐに判断できない」「誰が必要であるかを判断するのか?」などという反発の声があがっている。 人文系学部の廃止は世界的な潮流? 文科省の方針に反発する声の中には、「欧米ではリベラルアーツが重視さ