26歳でイギリスのケンブリッジ大学物理学部に留学し、博士号を取得、“Nature Materials”に論文を載せるなど物理学者としての実績を上げながら、現在はオックスフォードで近代日本社会の研究に取り組み、特に教育社会学を学ぶ。地元鹿児島では起業家として教育系NPO法人を設立中。本連載では、領域を超え多岐にわたって活動する30歳・岡本尚也氏が、英国2大名門校、いわゆる「オックスブリッジ」での体験を基に英国流の「知」を語る! 前回は、オックスフォード大学で幕末日本を研究するアメリカからの留学生の友人との対話から垣間見えた日本社会の疑問点と可能性について書いた。今回はケンブリッジ時代にできたチリ人の親友、アニバル・ゴンザレス(Anibal Gonzalez)から得た学び、彼との思い出、そして日本と世界各国の恋愛の違いについて書いていきたい。 出会った次の日、「いい所に連れて行ってやる」 アニ