社会保険労務士(社労士)向けクラウドサービス「社労夢」などを手掛けるエムケイシステム(大阪市)が、ランサムウェア攻撃の被害を発表してから13日が経過した。19日時点で完全復旧の発表はない。サービスを導入する社労士法人や民間企業からは、情報漏えいにつながった可能性の発表も相次いでいる。 エムケイシステムによれば、ランサムウェア攻撃の影響によって、社労夢や人事労務向けサービス「DirectHR」など8サービスが5日から利用しにくい状態という。同社は9日、サーバのトラブルは解消済みで、10日午前10時までに全データの復元を済ませると発表していた。しかし実際は、10日以降もサービスが使いにくいままという声がユーザーから相次いでいる。