昨年末に『リアルタイムウェブ-「なう」の時代』を書いていた際に、1つ困ったことがありました。それは「リアルタイムウェブ」ではないウェブ、つまりこれまでのウェブをどう呼ぶか?という点です。情報の流れ方という点では、プッシュ/プル、あるいはフロー/ストックといった対になる概念があるのですが、肝心の総称の面で「リアルタイムウェブ」と対比できる言葉がありません。単に「ウェブ」と呼んでしまうとリアルタイムウェブとの区別が難しくなってしまうため、表現を工夫するのに苦労しました。 ただし実は1つだけ、「これは良い」と感じた呼称があります。それがこのエントリのタイトルにも入れた「ライトタイムウェブ」という表現。ライトはもちろん「光(light)」ではなくて、「適切な(right)」の方ですね。つまりリアルタイムウェブがいまの情報を伝えてくれるものであるのに対して、ライトタイムウェブはユーザーが必要としてい