アップルは3月27日、新型iPadを発表した。同製品は、その発表会をアメリカ・シカゴにある学校で開催したことからもわかるように、教育現場への導入を強く意識したものである。もっとも、アメリカの教育現場では同社のライバル企業がOSを提供するPCが普及しており、このPCと同製品の教育分野での対決が注目されている。 ◆廉価と高性能を両立 アップルは、3月27日付のプレスリリースで新型iPadの概要を解説している。同製品の最大の売りは、従来は同社タブレット端末のハイエンドモデルであるiPad Proのみで使えたペン型入力デバイスのアップル・ペンシルに対応したことだ。この対応に関して、同社プロダクトマーケティング担当バイスプレジデントのグレッグ・ジョズィアック氏は「わたしたちが提供するもっとも人気があり廉価なiPadがアップル・ペンシルのサポートを始めることで、もっともクリエイティブなツールの先進的な