∞戸籍上生存100歳超 2市で1197人 戸籍上だけ「生存」する超高齢者が全国で相次いで発覚している問題で、県内でも26日、酒田市と山形市に本籍があるが所在を確認できない100歳以上の人が計1197人いることがわかった。最高齢は酒田市の「173歳」で、山形市では「150歳」。生存の可能性は全員ないとみられる。他の市町村でも戸籍の再確認作業に伴い、今後同様のケースが続出する可能性がある。 ◇類似例、続出の可能性 山形市は、市内に本籍を持つ100歳以上の高齢者610人が戸籍上だけ「生存」している状態だと発表した。最高齢は幕末の「桜田門外の変」で大老の井伊直弼が暗殺された1860(安政7、万延元)年に生まれた男性だった。 電子化した戸籍データを調査した結果、100歳以上が720人おり、うち110人が住民基本台帳で所在が確認できた。残る610人のほとんどが、住所の記入欄が空欄になっている