ブルーシートで覆われた現場で実況見分する京都府警の捜査員(20日午前10時37分、京都市山科区西野山射庭ノ上町) 京都市山科区西野山射庭ノ上町の王将フードサービス本社前で、同社の大東(おおひがし)隆行前社長(72)が殺害された事件で、拳銃の薬きょうが大東前社長の乗用車の近くに落ちていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。前社長は車の東側約1メートルの位置に倒れていたことから、京都府警捜査本部(山科署)は、犯人が至近距離から前社長を銃撃したとみて同社や前社長周辺のトラブルがなかったか調べている。 現場に落ちていた薬きょうの数は4個で、前社長の体の銃創も4カ所だったことも捜査関係者への取材で判明した。現場には他に弾痕が見つかっていないことから、犯人は前社長が車を降りた直後の短時間に4発発射してすべて前社長に命中させ、致命傷を負わせたとみられる。捜査本部は、拳銃の扱いに慣れた人物が前社