同性愛者であることを公表している豊島区議の石川大我(たいが)氏(40)=社民党=が31日、同区議の藤本欣士(きんじ)氏(51)=民主党=から「会派で実質的な男性は私だけ」とのセクハラ・差別発言を受けたことを明らかにした。会派「自治みらい豊島区議団」には両氏と、4人の女性区議が所属している。 発言は10月29日に会派控室で行われた連合豊島地区協議会との会合で、区役所への女性登用について話題となった際にあったという。石川氏は会合の後、藤本氏に「発言は差別であり、許されるものではない」と抗議。31日に区議団の永野裕子幹事長に厳正な処分などを求める申し入れをした。 藤本氏は産経新聞の取材に発言の事実を認め、「差別的な意識はなく、冗談のつもりが、相手を傷つけてしまった。謝罪はしており、認識不足で申し訳なく思っている」と話した。