銃身のない電気式のロシア製拳銃を、北海道警が札幌市東区の男から押収していたことがわかった。道警によると、同様の拳銃の摘発は全国で初めて。 捜査関係者によると、拳銃を所持していたのは、同区の無職秋山賢士被告(32)(銃刀法違反で公判中)。秋山被告は昨年5月、自宅で拳銃1丁と弾丸1発を所持したとして今年2月に逮捕された。秋山被告は「ロシア人の友人からプレゼントとしてもらった」と供述しているという。 押収した拳銃は、ロシア製「オサーPB―4M」。銃身や撃鉄がなく、電気で発火して発射するタイプ。ロシア国内で広く流通し、主にスターターピストルや護身用などに使用されている。射程は短いが、当たれば人を殺傷する能力があるという。