「お仕事については『色々問題もあって大変ですよ』と おっしゃってました」尾本幸祐容疑者の逮捕は、今年2月24日、江戸川区一之江の住宅に侵入、帰宅した派遣社員、山岸正文さん(63)の顔などを刃物で刺し、殺害した疑いによる。 山岸さんは重度の認知症を患う母親(87)と2人暮らしで、尾本容疑者はこの母親も刃物で切りつけたとみられる。事件はこの母親の叫び声に気づいた近所の人の通報で発覚し、警視庁が防犯カメラの分析などの捜査を続けていた。 被害者との面識はなく窃盗目的だったとみられ、同課で動機などを厳しく追及している。 尾本容疑者は特別支援学級の主任を務めており、野球やマラソンが得意なスポーツマンで周囲からも好人物とみられていた。高校時代には野球部で東東京大会に出場していた。 勤務先の中学校の校長は逮捕の報道を受けて記者会見を開き「明朗快活で誰とでも穏やかに会話ができ、担任としても一人ひとりの生徒に