ホメオパシーを批判する人の主張のなかでよくみかけるのが、「ただの砂糖玉を高額な価格で販売」などというものであるが、今回は、これについて考察を加えてみたい。 まず、あるブログで取り上げられている比較対象は精製した上白糖で、価格は1kg206円となっているが、レメディーの原料となる砂糖はテンサイ糖であり、通常その3倍くらいの価格で販売されている。しかも、昨今ではテンサイ糖が品薄であり、レメディー製造のために一定量確保することは厳しい状況にあると想像される。 しかしその前に、少しでも製造業に関わったことがある人間なら、この比較は成立しえないものであることがわかると思うが、それをあえて指摘するならば、商品価格と材料の一部の原価を比較して「ぼったくり」などと主張することがナンセンスであることは自明であろう。 このあたりは化粧品などでも常に話題に上がるところであるが、もっとわかりやすい例をあげるならば