○92年(海申)のDNA「司」の半会年に、 「夜の家の魔女」で第19回コバルト・ノベル大賞を受賞し、デビュー。 ルーナ・シリーズ、鉛姫シリーズなどを経て、 96年(陽子)から「薔薇の剣」シリーズ全8巻を刊行。 ほかに時代小説「群狼の牙」全3巻、 続いて「戦国吸血鬼伝」などを上梓しており、 日本推理作家協会会員のゆうきりん(67-0105/畑巳)が、 03月23日(陽戌)の守護神天冲殺日に 『大江戸恋情本繁昌記 天の地本』を上梓している。 現代に比べ、江戸の一日の仕舞いは驚くほど早い。 町境を区切る木戸は22時には遅くとも閉まり、通りからは人の姿が絶える。 文政11年1828年(山子)の晩夏。老中水野忠邦の時代。 浅草寺に近いぎっしりと立ち並ぶ家々からは、 松葉を燻した蚊遣りの臭いが漂い、その煙で月も霞んでいた夜。 令和の編集女子は、江戸時代でもベストセラーを目指す! 上野恩賜公園の桜の下に