米大統領選の共和党候補トランプ前大統領の陣営は9月27日、激戦州の1つである中西部ミシガン州のある工場で選挙集会を企画した。いざトランプ氏の演説が始まると、冒頭から25分間にわたって聴衆は国境の安全と移民流入の問題を耳にすることになった。10月3日、同州で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid) [ワシントン 4日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領の陣営は9月27日、激戦州の1つである中西部ミシガン州のある工場で選挙集会を企画した。側近が事前に通知していた同氏による演説の議題は、この地域が物価高騰に打ちのめされた点を踏まえた地元経済に関するものだった。 ところが当日、いざトランプ氏の演説が始まると、冒頭から25分間にわたって聴衆は国境の安全と移民流入の問題を耳にすることになった。しかも、そこで鮮明になったのは、大統領選が終盤に突入する中で、トラン