大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』を読みました。 まずは、戦前の少女/少年小説の流れの影響を受けて戦後に少女/少年マンガが盛んになり、それによって文字媒体での少女少年向けエンタメ小説が一時は退潮。しかし文字媒体での少女少年向けエンタメ小説が再び盛んになる過程については面白く読めました。 実際には→ http://blog.livedoor.jp/sherlockology/archives/51965760.html のような指摘はあるものの、それこそこのような分野により深く踏み込んだ著書は数が少ないと思われます。 なので間違いがあるらと言ってこの著書を否定するのではなくて間違いを指摘し検証を進めていけばより面白いことになりそうだと感じました。 しかしながら著者のライトノベル感があまりにも違和感があり首を傾げてしまいたくなるものなのです。 実はこの本が出版される前に、著者とツ