8 月に高速増殖原型炉「もんじゅ」で炉内中継装置の落下事故が発生し、落下の衝撃で装置が変形したことにより原子炉容器の穴に引っかかり抜けなくなっていた事が先月判明したが (毎日 jp の記事) 、先日公開された敦賀本部プレス (PDF) によれば、炉内中継装置が使用できる状態にないこと、通常の方法で引き抜くことができないことが正式に発表された。 先月のニュースが出た時点でいくつかのサイトやブログでは運転停止の長期化や再稼働は不可能ではないかとの指摘がなされていた (ガジェット通信の記事) 。再開のめどや地元への説明がどうこうというレベルではなく、再稼働も閉炉も復旧も不可能という極めて困難な状況に陥り、今後の動向が注目される。