第3世代(3G)の普及が本格化し始め、次第に3.5Gの展開も視野に入ってきた携帯電話。進化の方向性は、“データ通信高速化”と“IP化”である。 その一方で、コンピュータの世界から始まった通信規格も、急速に“モバイル”へとシフトしている。PC業界で広く普及している無線LAN(Wi-Fi)の次は、WiMAXと呼ばれる規格が本格導入を待っている。 WiMAXはIEEE802.16とも呼ばれ、Wi-Fiよりも広いエリアをカバーし、最大75Mbpsのスピードを持つ規格だ。Wi-Fi機能を組み込んだチップセット「Centrino」(セントリーノ)で成功した米Intelが、Wi-Fiの次の無線通信規格として後押ししている規格でもある。 今後、モバイル向け通信技術はどこへ向かうのか。4月7日に開催されたIntel Developer Forum Japan 2005のワイヤレス・ブロードバンド・ワークショ