京都発のEVベンチャー、GLMが注目されている。2015年に驚異的な加速性能を持つEVスポーツカー「トミーカイラZZ」の量産を開始。代表取締役社長を務める小間裕康氏は水平分業モデルでのEV生産を目指し、それを実現した。しかし、量産までの道のりは平たんではなく、いくつものハードルを乗り越える必要があった。 家電は垂直統合から水平分業へシフト 自動車業界にも変革の予感 2015年10月、国産初のEV(電気自動車)スポーツカー「トミーカイラZZ」の量産が本格スタートした。高剛性のアルミシャシー、FRP(繊維強化プラスチック)の外装フレームなどにより、一般的な軽自動車より軽い850kg車体を実現。軽量かつパワフルなトミーカイラZZは、発進から3.9秒で時速100kmに達するという圧倒的な加速性能を持つ。販売価格は800万円(税別)だ。 GLMが販売するEV版トミーカイラZZ トミーカイラZZを開発