【AFP=時事】ネパールに生息する野生のロイヤルベンガルトラが、わずか4年で64%増の198頭にまで増加したことが、29日の世界タイガー・デー(World Tiger Day)に合わせて首都カトマンズ(Kathmandu)で開催された会合で発表された。 ベンガルトラが小型化、原因は環境変化によるストレスか テク・バハドゥル・タパ・ガルティ(Tek Bahadur Thapa Gharti)森林土壌保全相は記者団に対し、「調査の結果、野生のロイヤルベンガルトラの成体数は現在、198頭であることがわかった」と話し、さらに、2022年までに個体数を現在の2倍にするとの目標を示した。 野生生物保護専門家らは、2009年に行われた類似の調査で121頭だったロイヤルベンガルトラの個体数が急激に増加した背景には、密猟の取り締まり強化と生息域管理の改善があったとみている。野生生物専門の生態学者、マヘス