独シュピーゲル誌によると、コペンハーゲン市長が市内の各ホテルにはがきを送り、地球温暖化対策を話し合う国際会議COP15の出席者に対して滞在中は売春婦を利用しないよう要請した。だが当の売春婦たちは黙っておらず、そのはがきを見せたCOP15出席者には無料でサービスを提供すると発表した。 デンマークからの報道によると、この無料サービスは「セックスワーカーズ利益団体(SIO)」が企画した。SIOの広報担当者スーザン・ムラーはデンマークのニュースサイトavisen.dkにこう語る。 「これは紛れもなく差別だ。リット・ビャーゴーは市長の地位と権力を乱用して、私たちがまったく合法的な仕事をするのを邪魔している。なぜ彼女がこんなふうに人々に要請することが許されるのか、私には理解できない」 ああ、まさにスカンジナビア。 ──ジョシュア・キーティング [米国東部時間2009年12月04日(金)14時09分更新