ひとえにUIデザインといっても、プラットフォームや分野によって考えることも作る内容も変わってくるので、彼らをすべて「UIデザイナー」と一括りに呼ぶことにはいささか無理があるように感じることがあります。エンジニア職でいう「Webフロントエンジニア」と「iOSデベロッパー」の区別がされていないような状況に近いかと思います。かといって職能や肩書きを細分化することを提案しても、それが適切に社会に支持され、お金を稼ぐことができるひとつの職業として認められなければあまり意味がないので、理想だけを語っても仕方がありません。その代わりに、大きくUIデザイナーと呼ばれる職種には具体的にどのようなタイプが存在しているのかについては、なんとなく言葉にできるような気がしました。この発想でスキルマップを作ったりして当てはめてみることで、さまざまな個性の存在や捉え方といった発想が見えてくるのではないかと考えました。