「中学時代の思い出は?」こう聞かれて「部活動」と答える人は多いのではないでしょうか?仲間とともに熱中した人、つらい練習に音を上げた人、それぞれいると思います。その部活動が今後、大きく転換するかもしれません。スポーツ庁が「教師の負担を減らすため、外部に任せるべき」という方針を初めて打ち出したからです。現場の教員はどう受け止めているのか?「学校現場は本当に大変です。ごくわずかでも教員の声を伝えたいです」悩みを打ち明けてくれたのは関西地方の公立中学校でバレーボール部の顧問を担当する40代の女性教諭でした。「ブラック部活」とまで言われる今の部活動。その実態と対策を探りました。(社会部記者 伊津見総一郎) 平和や国際問題に関心を持ち、その大切さを子どもたちにも伝えたいと教諭を目指しました。新聞配達のアルバイトで学費を工面して大学に進学。そして、念願の「社会科」の教員免許を取得しました。 しかし、期待