25日投開票の山形県知事選で、山形市の投票総数が投票者数を「10」上回るトラブルがあった。同市選管は約2時間半かけて投票用紙などを数え直したが、原因は分からず、食い違ったまま確定させた。 同市選管によると、25日午後11時ごろ、開票率が99%まで進んだ段階で、各投票所からの報告を集計した投票者数が13万61人だったのに対し、無効票や不受理を含む投票総数が13万70人となることが判明。投票用紙を数え直した際、100票ずつのはずの束で101票の束が一つ見つかり、投票者の数より計「10」多くなった。市選管の確定は午前1時半までずれこんだ。 同市選管の草壁利則事務局長は「各投票所での記録ミスなどの可能性があるが、理由は分からない」とし「ミスが重なって申し訳ない」としている。 総務省選挙部は「国政選、知事選レベルで、投票総数が投票者数を上回ったという例は聞いたことがない」とし、同市選管などに原