地元高校生をアルバイトの研究助手として採用し、勤務を通じて科学への興味を高める取り組みが、慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)で行われている。 最先端の研究に高校生が継続して携われるとあって、高校生からは「二度とない機会。大学受験を前に進路選択に役立てたい」などと人気。大学側も「鶴岡から日本を背負って立つような科学者を輩出したい。特色を出す中で、大都市圏に研究所が集中する現状を変革したい」などと意気込んでいる。 同研究所に隣接する県立鶴岡中央高校の3年生1人と1年生3人の計4人が参加。全国の研究機関でも珍しい取り組みという。 同研究所によると、研究助手は大学院生が任されることが多いが、同研究所は「高校生が最先端の研究に携わる経験が、将来の大きな糧となるはず」と採用を決めた。 具体的には、同研究所の講師らの4つの研究にそれぞれ参加。藻を用いたバイオ燃料の研究用に藻の培養を行ったり、研究に