ドイツのドルトムントMF丸岡満(18)が20日のマインツ戦で後半34分から出場、ブンデスリーガデビューを果たした。 私がJリーグの強化担当なら、丸岡の出現には危機感を抱くだろう。彼は昨年12月、C大阪のユースチームからレンタル移籍。Jリーグで一度も出場せず世界のトップリーグに参戦となったが、ロスタイムを入れると10分強の出場時間で18回のボールタッチ、13本のパス。対人戦の勝率は75%を超えていたという。 どんな選手かといえば、チームの先輩でMF香川の“ミニチュア版”という言葉がぴったり。クロップ監督は、ドルトムントからバイエルンに移籍、ドイツ代表としてW杯ブラジル大会優勝に貢献した22歳のゲッツェの面影を感じたかもしれない。 今の日本の若手育成は硬直化している。理由はお役所仕事のようだからだ。技術のある子たちをそれぞれが囲って各自の指導法にどっぷり漬からせる。だから個性が消える。「あんな